松任谷由実、米津玄師・YOASOBI・imaseら新世代アーティストと豪華交流

歌手の松任谷由実が9日放送のMBS/TBS系『日曜日の初耳学』(毎週日曜 後10:00)に出演。新世代アーティストとの交友関係が明かされる。

9日放送のMBS/TBS系『日曜日の初耳学』に松任谷由実がモノトーンの衣装で出演した。司会の林修との対話形式で、1972年に荒井由実名義でデビューしてから53年目の活動を振り返った。番組では「恋人がサンタクロース」と「春よ、来い」の着想源と制作手順が本人から語られ、スタジオジブリ作品へ楽曲を提供した際の経緯も具体的に紹介された。

ただし、放送の中心は過去の曲の解説だけではなかった。後半では米津玄師、あいみょん、YOASOBI、imaseの4組を現在の制作相手として挙げ、それぞれとの作業の進め方を説明した。

米津玄師、あいみょん、YOASOBI、imaseと進める双方向の制作

松任谷由実は、米津玄師、あいみょん、YOASOBI、imaseについて、挨拶や対談だけではなく、デモ音源の段階から意見を交わした事例や、スタジオで同じ時間を過ごしてアレンジを練った事例を挙げた。完成した曲を渡すだけの提供ではなく、双方が制作に関与する共作に近い進め方だった点が、番組内で具体的なやり取りとともに示された。

本人は「教えるというより、私の方が学ぶことのほうが多い」と述べ、「いまの音がどうやって鳴っているかを知りたかった」とも語った。この発言は、SNSやサブスクリプションを前提にした制作環境へ自ら近づく理由を説明していた。

松任谷由実

豪華コラボレーション・ベストアルバムはカバー企画ではない

番組では、豪華コラボレーション・ベストアルバムのリリース決定も明かされた。収録曲の全容は公開されなかったが、米津玄師やあいみょんら新世代アーティストとの共作が含まれることが示唆された。この作品は、過去の代表曲を若手がカバーする形式ではなく、松任谷由実が新たにレコーディングし、相手と一から音を組み立てた楽曲が軸になると説明された。

制作過程では、サビのメロディが三パターン送られてきたことに松任谷由実が驚いたという話も紹介された。このエピソードは、企画段階から相手側が深く参加していることを示す具体例だった。

林修の「引き際」への問いとスタジオゲストの反応

林修が「引き際」を問うと、松任谷由実は「まだ引き際は考えていない」と答え、曲を作り歌い続ける理由を制作への関心から説明した。スタジオには大政絢、いとうあさこ、木嶋真優、櫻井優衣(FRUITS ZIPPER)、澤部佑(ハライチ)、中島健人、田村淳が出演しており、それぞれが松任谷由実の発言に反応した。特に櫻井優衣は、現役アイドルグループのメンバーとして、この言葉に深くうなずく様子が映された。

番組後に未確定なのは新録曲のクレジットと収録曲名

「春よ、来い」の制作背景を話す場面と、imaseとの制作で得た気づきを話す場面では、松任谷由実の説明の密度に差がなかった。過去の楽曲解説と現在の共同制作が、同じ作業として扱われていたことが確認できた。

今後の具体的な焦点は、ベストアルバムに収録される新録曲の曲名、共作者ごとのクレジット、そして発売日が公表されるかどうかである。