米大リーグ機構、ヤクルト村上宗隆を全30球団に契約可能と通知
アメリカ大リーグ機構は7日、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆(25)がポスティングシステムを利用したメジャー移籍を目指していると正式に認め、全30球団に契約可能選手として通知した。村上は内野手で、日本では三塁手としての出場が多い。この通知により、各球団は村上への入札手続きを開始できる。
ポスティングシステムは、所属球団の許可を得た選手が申請し、大リーグ機構が全30球団へ通知して交渉の前提を作る制度である。通知後の一定期間内にメジャー球団が入札額を提示し、選手側が交渉先を選ぶ。契約が成立した場合、入札額の一部がヤクルトへの譲渡金となる。

30球団が次に取る行動
7日の通知を受けた各球団の編成部門は、期限内に村上の守備位置と打撃成績を自軍の既存戦力と照合し、入札額を算定する。村上は一塁手または三塁手としての起用が想定され、指名打者制のないナショナルリーグの球団では守備力の評価が契約金額に直結する。打撃面では日本で積み上げた本塁打数と出塁率が判断材料になる。
内野手としての評価点
村上は日本で主に三塁手として出場してきた。メジャーの三塁守備は打球速度と反応時間でNPBより厳しい水準が求められるため、各球団は村上を一塁手として評価するか、三塁手としての起用に賭けるかを分けることになる。打撃では速球への対応力と、変化球を待つ選球眼が評価の対象になる。
移籍先を決める要素
ポスティング制度では入札額の高い球団が独占交渉権を得る。ただし、実際の契約交渉では出場機会の保証、打線内での打順、本拠地球場の特性、指名打者制の有無も判断材料となる。左投手を苦にしない打者であれば左右非対称の球場構造が有利に働き、守備負担を軽減できれば打撃成績の低下リスクを抑えられる。
7日の通知から始まった移籍プロセスは、次に入札期間の動向へ移る。村上サイドは提示された入札額と起用方針をもとに移籍先を選ぶことになる。