銀座で資生堂を「ディグる」?老舗ブランドが仕掛ける「懐かしさ×新しさ」の挑戦

 伝説のポスターから話題を呼んだメイクまで、資生堂の美の軌跡を体験する無料イベント「ディグる?」が11日から、東京・銀座のソニーパークで始まった。お気に入りのグッズやメイクも試すことができ、展示を巡れば、懐かしさと新しさが見えてくる。  「ディグる」とは、レコード盤などをあさり、過去のカルチャーを自分なりに楽しむことを指すという。「資生堂をよく知らない世代にも、大胆に挑戦してきた資生堂に触れてほしくて」と企画を担当した同社グローバルブランドユニットの竹腰渉さん。若手と一緒に過…

資生堂の広告資料60点と化粧品に触れる無料イベント「ディグる?」が11日、東京・銀座のソニーパークで始まった。会場には過去のポスターや映像に加え、40種類のグッズ、現代風に整えたメイクを試すコーナーを設ける。

「ディグる」とは、レコード盤などを掘り起こし、過去のカルチャーを自分なりに楽しむ行為を指す。企画を担当した資生堂グローバルブランドユニットの竹腰渉さんは、資生堂をよく知らない世代にも、これまで積み重ねてきた広告表現に触れてほしいと話す。若手とともに過去の広告資料を令和の感覚で再構成する方法を考えたという。

著名なクリエイターたちと作り上げた世界観

「ルーツをディグる?」と題した会場では、デザイナー石岡瑛子が手がけた1966年の「資生堂ビューティケイク」のポスターを展示する。海外渡航が珍しい時代にハワイで撮影され、前田美波里の表情が目を引く。店頭に貼ると次々に盗まれたという逸話も残る。

モデル山口小夜子を起用した香水のポスター、指先のネイルの美しさを虫と組み合わせて見せたグラフィックデザイナー中村誠のCMなど、計60作品が並ぶ。

「資生堂書体」もグッズに

1897年発売の化粧水「オイデルミン」から現在まで、資生堂の広告は時代ごとの嗜好を映してきた。広告に使われる文字は「資生堂書体」と呼ばれ、独特の形を持つ。「グッズをディグる?」コーナーでは、その書体やキャッチコピーを使った商品を扱う。入り口で受け取るコインを自動販売機のような機械に入れ、40種類から一つを選ぶ仕組みだ。ポーチ、キーホルダー、マスキングテープなどが用意され、先着順で受け取れる。

4階ではメイク体験も

最上階の4階は「メイクをディグる?」。各時代の特徴的な化粧を現代風に整えたメイクを自分で試すことができる。資生堂のビューティーアドバイザーが常駐し、10月1日に発売されるデザイナーTOMO・KOIZUMIとの協業によるホリデーコレクションの化粧品も試せる。

会期は20日までで、入場は無料。40種類のグッズは先着順のため、希望する品は早い時間帯に確認したい。